葭(あし)の筒に炊き上げた粥がどれだけ詰まっているかで一年の農作物の出来や世の中(景気)を占う筒粥神事が1月14日、師岡熊野神社(石川正人宮司)で執り行われた。
949年(天暦3年)から続き今年で1072回目、横浜市の無形民俗文化財に指定されている神事は、例年、多くの参列者に見守られるが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止対応として、神職、総代、関係者のみでの執行となった。
古式に則り、境内に据えた大釡に27本の葭の筒と米を一升入れ、粥を炊き上げた。この葭を石川宮司が引き上げ、社殿で葭の筒を一本ずつ割り、農作物23種や、農作物の出来を左右する日、雨、風、世の中を占った。
石川宮司は、「大麦―三分」「大豆―三分」「大根―半分」「芋―半分」と、農作物の出来を読み上げていった。雨は「半分」、世の中の吉凶は「七分」。石川宮司は「雨降りが少ないという結果は心配だが、コロナ禍から順調な日常生活が戻ることを祈りたい」と話していた。
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