日吉地区の有志でつくる「HIYOSHI Green Action」(大嶋将聖委員長)が2月、横浜市が募集する地域緑化計画の助成金対象団体に選出された。計画の始動は4月。緑化を通して、地域連携や景観の向上を目指すほか、SDGsつながりポイント事業を盛り込んだ内容で市民参加を促す。
計画名は「日吉西地区緑化計画〜あつまれ日吉の森プロジェクト〜」。日吉駅西口の商店街や住宅街、松の川緑道などを含む地域の緑化を計画する。具体的には、商店街の緑化、次世代の自然教育、緑化の普及啓発、生物多様性の自然に寄与する、という4つの目標を掲げた。
日吉駅西口ロータリーと周辺の商店街は緑が少なく、景観が無機質であることが課題として挙げられている。路上駐車やタバコのポイ捨ても多い。地域に緑を増やすことで、景観を改善し、違法駐車やゴミ問題の抑止につなげる考え。
計画期間は2021年度から23年度までの3年間。オリーブを主に、ローズマリーや季節の花を植えたプランターを、駅前周辺の商店街や歩道に設置する。次世代への”緑育”として、地元小学校向けに苗床体験を実施する予定。年間を通し、園芸セミナーや緑化講座も行う。
まちのコイン導入
地域住民らへ緑化活動への参加を楽しんでもらおうと、「まちのコイン」の仕組みを導入した。まちのコインは、神奈川県が実施するSDGsつながりポイント事業の一環。例として「プランターに水やりをしたら◯点」など、活動に応じてポイントがもらえるもの。同計画では、獲得したポイント数に応じて地域商店で特典が受けられる体制を構想中という。
18日に実施したミーティングで、大嶋委員長は「住民の皆様はじめ、どれだけ地域の方々を巻き込めるかが課題」と語った。最終的なゴールとして「計画を通じて、商店街群や商業施設、教育機関など様々な機関が集う日吉の良さを再確認できれば」と3年後を見据えた。
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