港北区商店街連合会(酒井誠会長)では、コロナ禍でも地域を活性させようと、感染防止に配慮した企画を立てている。歩いて地域再発見につなげるものや、非接触で購入するデジタル商品券など、工夫を凝らした内容。酒井会長は「(コロナ禍で)閉塞感がある中ですが、地元を楽しんで」と呼びかける。
ちょい寄り散歩
「こうほくの商店街 ちょいより散歩」は、区商連に加盟する11商店街のうちの参加店舗で、会計時に提示される二次元コードをスマートフォン等で読み取り、3つのスタンプを集めると抽選に参加できる企画。賞品にはプロスポーツチームのユニホームのほか、各店舗で用意される特徴ある商品を予定している。期間は12月1日〜26日。参加は約100店舗を想定している。
区商連では、2年前まで「こうほくの商店街 ちょいつまみウォーク」として、主に食べ歩きを想定したイベントを実施していたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、昨年はデジタルスタンプラリーに変更。参加者は550人を超え、「普段は行かない店を見つけることができた」といった声が上がっていた。今年は、抽選に必要なスタンプ数を昨年の11個から3個にするなど、より多くの参加を見込んでいる。
デジタル商品券
接触機会を減らし、買い物を楽しめるように――。そんな思いで企画されたのが、プレミアム付デジタル商品券企画。区によると、デジタル商品券の販売は市内商店街としては初めてという。
スマートフォン等から1万円分の商品券をクレジット決済で購入すると、1万3000円分の買い物ができる。区商連に加盟する約100店舗が対象。販売開始は10月28日正午で、同日より2022年1月31日まで使用できる。販売数は1人1口(1万円)で、先着2000口。購入希望者は「港北区商店街 プレミアム商品券」で検索、または、下の二次元コードから。
両企画とも問い合わせは、区商連事務局【電話】045・544・5963。
地元商店街の活性化を図る様々な企画に、港北区役所地域振興課の小林野武夫課長は「(区商連の企画は)withコロナに必要な非接触型企画の土台づくり。区商連の底力を感じる」と期待を寄せる。
酒井会長は「昨年来のコロナ禍で、なかなか人が来ない店もある中、いかに非接触の企画を立てるかを考えた。イベントが地元の再発見にもつながれば」と話している。
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