下田小学校6年生は1月17日、下田小学校正門前の「下田第97号線」で行われている歩道拡幅工事に関する特別授業・現場見学会に参加した。港北土木事務所と工事を担う泰平建設(株)が企画。
バス通りでもあるこの道路は、以前は歩道がなく保護者らからもその危険性が指摘されていた。そこで、2019年に始まった工事で歩道を新設。現在はさらなる安全確保のため、歩道拡幅工事が行われている。
特別授業では、同事務所職員が安全性の向上など事業の効果等について説明した。現場を仕切る同社の安藤静雄さんも、写真を用いて工事の様子やどのようにして道路が完成するのかを解説。斜面に歩道を整備するには珍しい工法を用いているといい、「ミリ単位のズレも許されない中、作業員の人たちが頑張っていることを知ってもらえれば」と安藤さんは話す。
授業後には現場見学も実施し、授業で学んだ内容を各自の目で確認。児童は「道路について教わるのは初めてだったが、分かりやすく説明してくれた」「新しい道で通学するのが楽しみ」と目を輝かせた。
授業や体験の終了後には、この日のために同社が用意したオリジナルエコバックも全児童・教職員にプレゼントされた。同社代表取締役の飯野亜由美さんは「安心して安全に登下校ができるための力になることができて良かった。子どもたちが道路の成り立ちを知ることで、新しい道に愛着を持ってもらえればうれしい」と振り返った。
竣工予定は2月末。歩道と学校敷地の間に設けられる柵には、児童たちから募った絵を参考にしたイラストも描かれるという。
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