フットサルFC ポルト
障スポ大会で全国3位
新横浜を中心に活動
4月25日
北新羽町内会エリアで活動し、高齢者の社会参加や生活支援について考える地域団体「みどりの輪 きたにっぱ」はこのほど、おさんぽMAPを完成させた。5月にはMAPを元にしたウォーキングを企画し、特に高齢者が地域で元気に交流できる場を創出する。
社会参加の場、創出へ
同団体が発足したのは、2017年3月。高齢者が元気でいるための社会参加の場として、新羽地域ケアプラザの生活支援コーディネーター、大田百香さんが声掛けし、取組みが始まった。「北新羽エリアは地域ケアプラザから遠い場所も多いため、より多くの方が参加できる場を、とお声がけしました」と大田さん。メンバーは現在10人で、北新羽町内会、シニアクラブのほか、地域内の特別養護老人ホームニューバード、グループホームひかりの職員も参加している。
しめ縄づくりや落語の会、マジックショーや芋煮、コロナ禍では寺院見学ツアーなどを企画してきた同会。「農家を営んでいる家も多く、月1回の町内会の寄り合いなどもあり、もともと地域のつながりが強いエリア」(大田さん)だが、コロナ禍で、近所でも顔を合わせる機会がほとんどないことが、企画の話し合いの中でわかってきたという。
そこで、同団体では外出や地域交流の機会を増やそうと21年4月、北新羽おさんぽMAPの作成に着手した。北新羽エリアの散歩コースを「自然満喫コース」と「お寺巡りコース」に分け、裏面には季節の花の見られる場所や花の写真も盛り込んだ。情報整理のため、2〜3カ月に一度はメンバーで集まり、最小限ながら話し合いを重ねたという。
今年1月には、仮のMAPが出来上がり、実際にコースを歩いてみることに。「歩いてみると、地図と違うところがあった。ベンチのある場所も付け加えました」と大田さん。3月に完成したMAPは1000部作成され、同町内会へ全戸配布予定とともに、掲示板などに掲出。希望者はケアプラザで入手できる。
さらに、5月17日には「歩く会」も開催予定。今回は広く参加は募らず、これまでのイベントで交流のある保育園や老人会などに参加を打診するという。メンバーの一人、大谷佐一さんは「長年住んでいても、地図づくりのため歩いてみたら知らない場所があったのに驚いた。皆さんもぜひ手に取ってみて」と話している。
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