ゲームを通じて、持続可能な国際社会の本質を子どもたちに伝えようと、新吉田小学校で6月13日と16日、SDGsの特別授業が行われた。
講師を務めたのは、国連でも実施されたカードゲーム「2030SDGs」の公認ファシリテーターである橋爪智子さん。このゲームは、「お金を増やす」「環境を守る」などチーム(国)ごとに設定されたゴールに向かい、「時間」や「お金」のカードを使って様々な社会活動(プロジェクト)を実施するもの。それぞれの行動の結果で世界の「経済」「環境」「社会」にどのような影響があるかを考えることができる。
16日には、6年生が12チームに分かれてゲームに挑戦した。前半を終え、経済は大きく成長したものの、環境破壊や安全が脅かされる世界となる結果に。ゲーム後半は、「余ったカードを他チームに分けてあげよう」といった声も上がり始め、終了時には環境や社会の項目が改善した。
「自国の利益だけを追求しても、豊かな社会は実現しない。『誰一人取り残さない』というSDGsの概念を体感することができたのでは」と橋爪さん。
参加した児童も「最初は自分のチームのことだけだったが、自然や貧困問題についても考えるようになった」とゲームを通じて理解を深めた様子だった。
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