篠原地区を中心に認知症の普及啓発活動を行う団体、オレンジ♡しのはら(熊倉康子代表)は、9月21日の世界アルツハイマーデーにあわせ、12日から26日まで、篠原地域ケアプラザ・篠原地区センターのロビーをオレンジに装飾した。オレンジ色は認知症支援、普及啓発活動のテーマカラー。
取組みは9人の同団体メンバーが計画し、装飾物の制作には同地域ケアプラザのデイサービス利用者らの協力を仰いだ。折り紙でかたどったハート、お花紙でつくった花、ちぎり絵など、利用者の作品がメンバーの手でレイアウトされた。
これまで小規模の飾り付けはあったが、両館ロビーを使用し大規模に計画したのは初めて。同地域ケアプラザによると、訪れた人に装飾について尋ねられることもあり、世界アルツハイマーデーについて周知する機会になっているという。
活動の継続に意欲を見せる熊倉代表は、「認知症は誰もがなるかもしれない病気。多くの方に認知症への理解を深めてほしい」と話していた。
なお、23日には、篠原地区センターで同団体メンバーを講師とした認知症サポーター養成講座が行われ、16人が参加した。小学生を連れて参加した親もおり、「子ども向け(の講座)もあるのか?」との質問があがるなど、地域の関心の高さが伺えた。
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