高田町の美化活動を続ける「高田の丘美化活動推進連絡会」(古田邦夫代表)はこのほど、国土交通大臣表彰を受賞した。不法投棄や土砂被害などの問題解決、花壇の整備に尽力してきた活動が評価された。
昨年度には(公財)横浜市緑の協会が行っている「優秀活動賞事業」において、約1000ある横浜緑の推進団体から最優秀活動賞に選出された。さらに同協会と市環境創造局の推薦を受け、今回の受賞に至ったという。
約16年前、同町内会では自動車や工業廃棄物などが不法投棄された上、大雨の影響であたり一面に土砂が流れ込んだ。通学路でもあるため、児童らが通るには薄暗く危険な箇所も。国内外のメディアで問題視されたこともあった。そこで動き出したのが、当時天沼自治会の会長を務めていた古田さん。家族で泥の除去を始めた。その活動を見た人々が次第に加わり始め、「シャベルの使い方を教えたい」と子どもを連れて来た父親も参加することになったという。不法投棄物は行政へ度々撤去依頼を続け、2002年から7年かけて全ての泥やゴミをなくした。「今では子どもたちが遊べる場所もできました」と古田さん。
不法投棄の防止策、そしてより明るく安全な通学路を目指して、同地区内に9カ所花壇を整備。近所の子どもたちとともに800本のツツジ植樹からはじめ、季節に合わせて花々を植えてきた。古田さんは「子どもたちが通学中に”何か咲いているよ”と眺められる道路にしたいという思いだった」と話す。
2015年から「花壇desござARTS展」と題して近隣の福祉施設や幼稚園の通所者、園児が制作した絵画を展示している。現在も開催中で、栗田るみ区長や絵画を展示している活動ホームしもだの佐藤真也さん、舟橋英さんが花壇を訪れた。栗田区長は「キレイと思える感性が育つ通学路。色んな人に見てもらいたい」と話した。
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