「音楽の勉強、始まったばかり」 ヴァイオリニスト・山根君が横浜文化賞
豊田中出身のヴァイオリニスト・山根一仁君(16)が、今年度の「横浜文化賞」(8月24日発表)を受賞した。芸術・医療・スポーツなどの分野で活躍する横浜ゆかりの個人・団体に贈られる同賞。山根君は昨年、中学生では全部門を通じて26年ぶりに「日本音楽コンクール」で優勝した功績を称えられ、中堅・若手対象の「文化・芸術奨励賞」を、最年少で受賞した。
「大変な賞をいただき、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。音楽の勉強も始まったばかりです。感謝を忘れず、さらに視野を広げ、謙虚に、一生懸命精進して、いつの日にか大好きな横浜にご恩返しができたら」―。喜びをそう語った山根君。今春、音楽高校進学直後には、自身の原点であるハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲を、広上淳一さん率いる東京交響楽団と熱演。音楽評論家の大木正純さんは「はちきれんばかりの若さの勢いと非の打ちどころのない完成度が両立」(毎日新聞)と絶賛した。以来、佐渡裕さん、井上道義さんら屈指の指揮者と共演を重ね、音楽性にさらなる磨きをかけている。
9月25日(日)には、伝統の舞台「第190回毎日ゾリステン」のリサイタルに臨む。地元・横浜では10月12日(水)に杉田劇場でベルリン・フィルと共演。来年には映画への特別出演も。楽曲への深い洞察力と繊細な表現力に国内外から熱い視線が注がれている。
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4月18日