戸塚の地で復興願う 日枝神社に「たまくす」植樹
前田町の日枝神社に9月23日、横浜市の名木として知られる「たまくす」の木が植樹された。
たまくすはクスノキ科の常緑高木「タブノキ」の老樹で、巻雲紋の木目が特徴。正式には玉樟(たまぐす)という。横浜市では、江戸時代の大火や大正時代の関東大震災で大きな被害を受けながらも生き延びたことから、現在の横浜開港資料館内に移植され、有形文化財にも指定されている。「日枝神社のご近所にも、東北出身の方が少なからずいます。被災地へ直接足を運べなくても、鎮魂と復興を祈願するきっかけになれば」と、植樹祭を企画した仁科糸子さん。
植樹祭には、仁科さんが代表を務める「戸塚おもしろ歴史倶楽部」の会員と氏子ら12人が参加。岩手県平泉町出身の三國和子さん(65)は、9月8〜10日に訪れた宮城県石巻市内で拾った石をたまくすの傍に添え、静かに手を合わせた。
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4月18日