出会いが継続の力に 明学大 被災地支援を報告
明治学院大学横浜キャンパス(上倉田町)で10月27日、学生有志約70人が岩手県・大槌町吉里吉里(きりきり)地区で展開している復興支援活動の報告会が開催された。
同大ボランティアセンターでは、「Do for Smile@東日本プロジェクト」を立ち上げ、学生の主体的かつ多角的な復興支援活動をサポートしている。
大槌町には4月19日から約5日間を1タームとして学生の派遣を開始。月1回のペースで継続的に赴き、学校再開などの緊急支援をはじめ、炊き出しや買い物支援など、現地のニーズに柔軟に応えながら中長期的な支援の枠組み作りを模索してきた。
「震災支援は継続がいのち。大学間の協力や、地域コミュニティーとの連携を大切に取り組んできました」(コーディネーター・市川享子(きょうこ)さん)
学生による報告は【1】学習支援【2】わんぱく広場(子ども遊び)【3】復活の薪プロジェクト(廃材などの再利用)【4】アーカイブ化(同地区の歴史や文化、復興の歩みに関する記録作業)の4つ。
宮本浩太朗さん(1年)は総括として、「自分に何ができるのか、半年間必死にもがいてきた。答えは正直まだ分からないが、私たちの大学の建学精神『Do for Others』(他者への貢献)の『Others』とは誰なのかと改めて考えたとき、『この人のために、この人と共に』と、現地で出会った人の具体的な顔が浮かぶようになった。支援しに行くというよりも会いに行く気持ちで今後も活動を続けたい」。
同センターでは現在、大槌町との協定締結を準備中。5年以上の継続的な支援活動を目指す。さらに、被災地での活動に限らず、防災の観点から地元・横浜でも大学生の意識を高めつつ、地域とのつながりを広げていきたいとしている。
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4月18日