ステンドグラス 光の透過 表情多様に 平山さんの作品 区内施設に飾られ
朝日を浴びて、優雅に飛び交う鳥の群れ。微風に揺られ、さわさわと音が聞こえてきそうな稲穂。濃淡の妙が際立つ花。
2月1日に開所した汲沢町の特別養護老人ホーム「来夢(らいむ)の里」に飾られているステンドグラスは、「光ステンド工房」(港北区)代表の平山健雄さん(62)=写真=が作ったもの。平山さんの作品は他にも、特養の「聖母の園」(原宿)や同「しらゆり園」(同町)、西横浜国際総合病院(同町)など、区内6つの福祉施設・病院に飾られている。
「利用者が元気になれるように」。来夢の里の作品を始め、制作した作品にはそれぞれに思いが込められている。ステンドグラスの本場ヨーロッパのフランスで技術を磨いた平山さんは、窓の高さによって色を変えるなど、光の入り具合で様々に表情を変えるステンドグラスの特性を生かすよう意匠を凝らす。
平山さんは現在、戸塚駅西口に来秋開館する予定の区民文化センターに飾られるステンドグラスを制作中。戸塚の歴史や特徴を踏まえたユニークな作品ができそうだ。平山さんは、「ステンドグラスは四季とその日の時間帯によって姿を変える。何回も見てほしい」と話している。
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4月18日