戸塚区版 掲載号:2012年10月25日号
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還暦野球で"自分"再発見 日本一のチーム投手 山崎さん

体型、体力維持にも余念がない山崎さん。「20年以上、体型は変わっていない」
体型、体力維持にも余念がない山崎さん。「20年以上、体型は変わっていない」

 「今や生きがい」。野球について熱く語る表情は、少年のようにも見える。

 山崎聖一さん(68)が還暦野球を知ったのは仕事をリタイアした6年前。友人に誘われたのがきっかけだ。

 多忙すぎた現役時代から一転、リタイア後は有り余る時間を持て余す日々。趣味のゴルフはあるものの、毎日ゴルフ、という訳にもいかない。「テレビを見て気づいたら寝てしまっていたり。暇だなあ、次の人生設計を考えなければと思っていた」。そんなとき、「どうせ暇なら」と友人から声がかかった。

 中学、高校と野球部でキャッチャーとして活躍。(株)東芝に勤務時代は野球部に所属し、投手と監督を務めた。1980年には五大都市対抗大会にも出場。

 しかし、年々仕事の忙しさが増すにつれて野球は遠い存在になっていた。友人の誘いがきっかけで、約20年ぶりに野球と再会した。

 全国の還暦野球チームは1000以上。強豪が多い神奈川県には40チームが活動しており、山崎さんが投手として所属するのは強豪チーム「川崎ドリーム」だ。9月に秋田県で開催された全国大会では、6戦を勝ち抜き64チームの頂点に立った。 

 30人いる部員の最高齢は75歳。草野球の国体出場経験者、社会人野球で活躍した強打者、現役で仕事をしている人など、立場も野球経験もさまざまだ。

 仕事一筋で駆け抜けてきた現役時代。しかし、リタイア後、処遇は変わり、ポジションもない。情報も入って来ない日々を送る中で、世間から孤立してしまったように感じていた。

 そんなときに出合った還暦野球。「今は投手というポジションで自己表現できる」と山崎さんは生き生きと語る。父でもない、夫でもない、”自分”の役割を再び見つけた。

 少年のように白球を夢中で追う仲間たちの団結力は強い。試合で汗水流した後は、もちろん居酒屋で乾杯。「勝利の後の美酒は最高」と山崎さんは笑う。それも還暦野球ならではの楽しみだ。
 

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