NPO型家庭的保育 戸塚区 3施設に おおぞらどんぐり保育室が開所
横浜市が保育所の待機児童解消策の一つとして進めている、横浜市家庭的保育事業。NPO法人や民間事業者が運営し、マンションなどの居宅で0〜3歳児未満を対象に少人数制の保育を行うのが特徴的だ。
現在、横浜市内では28施設が運営。12月11日には戸塚区内で3カ所目となる「おおぞらどんぐり保育室」(=写真、戸塚町2230の3、ヒルズ南戸塚4号棟、107号室)が開所した。
運営するのは「おおぞらひまわり保育園」(汲沢町)を運営するNPO法人おおぞら(山本みち子理事長)。開所時点での利用者は定員9人に対し3人。約75平方メートルある3LDKの2部屋を保育室として使用している。
同法人はもともと旧・国立横浜病院(現・独立行政法人国立病院機構横浜医療センター)内の院内保育室として40年以上前に始まった。その後、国が進める整備の中で病院を離れ、2004年に認可保育園を作るべくNPO法人化して再スタート。開設当初、60人だったひまわり保育園の定員は待機児童の増加に伴い70人まで増やし、現在は84人を受け入れているという。
おおぞらどんぐり〜の室長で同法人の入舩益雄さん(58)は「困っている人がいる以上、受け皿になりたいとの思いがあった」と話す。市から場所の提案があり、ひまわり保育園からも近隣だったことから事業参画を決めたという。
「子どもたちも家庭的な環境に最初から安心している様子」と入舩さん。給食は毎日、ひまわり保育園から運んでいるという。今後も利用者が増えることを見込んでいる。
同事業の詳細は横浜市こども青少年局のHPで。問い合わせは同保育室【電話】045・443・6193まで。
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4月18日