戸塚区版 掲載号:2015年12月17日号 エリアトップへ

観光都市・横浜とムスリム(中) 「食」の不安、以前より軽減

スポーツ

掲載号:2015年12月17日号

  • LINE
  • hatena

 「来日当時は、ハラール(イスラム教の教義で食べても良いとされるもの)の食事しかとれないことや、決まった時間に礼拝をしなければいけないことなどに、理解を示してくれる人は少なかった」。そう語るのは、都筑区にあるイスラム教の礼拝所「ジャーメ・マスジド、横浜」の運営委員、林アルタフさん。約30年前、パキスタンから来日した林さんは、今の日本での暮らしについて「以前と比べ、近年はハラール食に対応した飲食店や、仕事中の礼拝を認めてくれる企業が徐々に増えてきた」と話す。特に「食」に関しては、現在はインターネットの普及によりハラールの食材が簡単に入手できるという。「日常の中で、住みにくさを感じることは少なくなってきた」

 しかし、ムスリムたちが不便さを感じる場面が無くなったわけではない。日本で家庭を持った彼らの子どもが成長すると、小学校給食という新たな課題が浮上した。林さんは「献立表を見て、食べられないものがある日は、弁当を持たせなければいけない」と話す。

ハラール対応の給食

 泉区にある横浜市立飯田北いちょう小学校は、児童の半数近くが外国籍。今年も春まで2人のムスリムの児童が在籍していた。同校はムスリムの児童が在籍中、豚肉など彼らの食べられないものが給食に入る際は、その食材のみを除去したハラール給食の提供を行っていた。「ほかの児童の給食調理に影響がないことを前提に、専用の鍋で調理し、専用の食器で提供していた」と田中秀仁校長。「食育の観点からは皆で同じものを食べ、食に興味を持ってもらいたい考えもある」

 前身である学校のころから、10年以上も実施されているこの取り組み。だが現状、横浜市教育委員会は給食について宗教への配慮を各校に求めてはおらず、外国籍児童が少ない、多くの学校では実施はまだ難しいようだ。田中校長は「アレルギーの対策で精いっぱいの所や、調理器具の不足など物理的な壁もある」と指摘。今後については「さらに日本で暮らす外国人が増え、ムスリムの人口も多くなれば、同様の取り組みをする学校が増える可能性は考えられる」と話した。(続)

平成横浜病院

ヘルスケアセミナー5月18日(土)「排泄って大切!」参加無料・先着50名

https://yokohamahp.jp/

フォーラム映画上映会

横浜市戸塚区上倉田町435-1 045-862-5056

http://www.women.city.yokohama.jp/

<PR>

戸塚区版のローカルニュース最新6

パンケーキレースを体験

パンケーキレースを体験 文化

区内NPO 3月15日 品濃中央公園

2月27日号

ガーナと日本企業、”橋渡し”

5区・坂井氏

ガーナと日本企業、”橋渡し” 政治

議員外交の一環

2月27日号

春のコンサート

豊田中吹奏楽部

春のコンサート 文化

3月1日 戸塚公会堂

2月27日号

豪華歌手が登場「うたの力」

豪華歌手が登場「うたの力」 文化

4月17日 さくらプラザ

2月27日号

区民の写真が並ぶ公募展

フォト夢とつか

区民の写真が並ぶ公募展 文化

3月3日〜 さくらプラザ

2月27日号

空き家相談 周知に課題

空き家相談 周知に課題 社会

市が窓口開設 利用者低調

2月27日号

窓口相談会延期のお知らせ

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月13日0:00更新

  • 2月6日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

戸塚区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2020年2月27日号

お問い合わせ

外部リンク