小規模保育事業実施施設、東戸塚かもめ保育園の呼びかけで9月17日、保育園への子どもの入園を希望する親が、在園児の親から実情を聞く意見交換会が行われた=写真。保育の現状を知ってもらうとともに、集まった声を保育の質向上につなげようとする試み。
参加したのは、同保育園在園児の母親2人と、子育て中の母親6人ら。進行役は本紙記者、木曽祐司が務め、オブザーバーとして戸塚区役所福祉保健センターこども家庭支援課の入江淳一郎担当係長が出席した。
戸塚区の保育環境について▽駅に近い保育園は申込者が増えている▽来年新たに5園が開設予定――などと現状を説明した入江さんは、「保育園全般に対応する保育コンシェルジュに気軽に相談を」と呼びかけた。
入園希望者からは「待機児童対策としてどのような施策を実施しているのか」といった問いのほか、「民間事業所の保育施設を地域開放できないか」「区庁舎に保育所を整備してもよいのでは」との意見があがった。
0〜2歳児を預かる小規模保育事業について、応募状況や他の保育園との違い、連携園に確保される進級枠についても質問が及んだ。
在園児の母親からは▽自宅から徒歩20分の道のりをベビーカーを使わず通園する▽戸塚駅が最寄の自宅から、一度東戸塚駅で下車し同園に子どもを預けた後、東戸塚駅に戻り電車で職場に向かう――日常が紹介された。
入園希望者からは、「3歳からの預け先は?」「毎日、何時に起きている?」「子どもが体調を崩した際の対応は?」といった質問が寄せられた。
意見交換会を終え、同施設の竹山茂理事長は「保育の質を高めるため、今後も継続していきたい。この取組みが他施設にも波及すれば」と話していた。
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