市立俣野小学校で2月15日、恒例の「ミニ畳作り教室」が開かれ、6年生16人がチャレンジした。
同校はこの3月に児童数の減少により閉校が決まっており、隣接する深谷台、大正各小学校に統合されることから、今回が最後の「教室」となった。
同校近くの「いずみ畳店」の協力で10年前から実施されているこの取り組み。代表で自身が同校出身者という綱島正喜さんが「物づくりの素晴らしさを子どもたちに伝えたい」と継続してきたものだ。
当日児童は、4人の職人の指導を受けながらミニ畳を楽しみながら作成。「難しかったけど、上手くできた」「畳のいい香りがした」といった明るい声が聞こえていた。
綱島代表は「畳は壊れても作りかえ、直すことができる再生可能なもの。使い捨てに慣れている現在の子どもたちに伝統の物づくりを知らせたいと続けてきた。でも閉校はやっぱりさびしい」と語った。
また砂田哲男副校長は「長年にわたり子どもたちに丁寧に指導を行ってくれて、感謝している」と話していた。
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