樹齢７００年以上のイチョウを前にする本堂
住宅地を抜けてゆっくりと歩を進め、門を潜ると、静寂と凛とした空気が静かに身を包んでいく--。
今回花まつりの会場になるのが下倉田町にある真宗大谷派・永勝寺（田口壽人住職）。同寺はもとは天台宗だったが、鎌倉幕府の命で招かれた親鸞聖人が鎌倉に入るときに逗留したことをきっかけに真宗に改宗したとされている。
それを象徴するように、寺内には親鸞自彫と伝承されている聖徳太子木像（寄木造・玉眼入／県重要文化財）など、親鸞ゆかりのものが多い。また、甲州の武田氏との縁があることでも知られている。境内には樹齢７００年以上のイチョウ、山門近くには１０００年以上といわれているイヌマキがあるのも大きな特徴だ。
田口住職は「お釈迦様が説かれたことを親鸞聖人もお伝えになってきた。この機会に仏教の教えに触れられてみては」と話す。
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