野村證券(株)戸塚支店が9月5日、創業30周年を迎えた。本紙では菊地正記支店長に現在の心境と今後の展望を聞いた。
―節目を迎えました。
「多くのお客様に支えられ、感謝の気持ちでいっぱいです。当支店が戸塚で誕生してからの歩みは丁度平成の30年間と同じ。この間世界経済は拡大成長が著しかった一方、日本はバブル景気がはじけ、長く低迷しました。現在は漸く取り戻しつつあります。その認識の下、地域経済のお役に立てればと思っています」
―記念行事はありますか。
「2つ用意しました。10月10日に『若手会議』を行います。地域の若手従業員の方を招き、戸塚区のことを知ってもらおうと思います。入社3年くらいで若者の退職者が増える現状があり、つなぎ留めることが必要。それには戸塚への愛着をもってもらうことが有効です。この試みを弊社では他地域で実施しており好評です。12月5日にさくらプラザで有識者を招いた記念講演会も行う予定です」
―改めて業務内容を教えてください。
「株の売買、投機的な運用の印象が強いですが、実は全体の利益の2〜3割程度。最近では次世代へ資産つないでいくこと、個人では「相続」、法人では「事業承継」の案件が増えています。不動産売買、土地活用の相談も増えており、社内に不動産業務部があります。私たちはお客様との関係を第一としており、その中で多様なご要望を受けますが、ワンストップで対応できるのが特徴。また、遺言信託にも力を入れています。弊社には野村信託銀行があり、状況によっては費用が他社と比べて3分の1程度になることもあります」
―地域貢献に力を入れている動機は。
「弊社の業務内容が戸塚に貢献できると考えているからです。その思いで地域のまつり、工業会、法人会への参加も行っています」
―最後に今後の抱負を。
「何か困り事ができたら『まず野村に聞いてみよう』という存在になりたいですね」
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