カフェで使用する道具とオリジナルＴシャツを着るメンバー
上矢部地域をはじめ区内で活動するボランティアグループ「いいじい」。同グループの上矢部地域ケアプラザでの活動「いいじいカフェ」が、今月で５周年を迎えた。月１回行われているこの活動では、メンバーこだわりのコーヒーを同所で提供。子どもから大人までさまざまな人が足を運び、多い時には来場者が50人を超えるという。現在は８人のメンバーが所属し、そのうちの１人は「仲間や来てくれる人たちに支えられ、ここまでこられた。素直に嬉しいです」と話す。
結成のきっかけとなったのは、同所が定年を迎え近隣との関わりがない高齢男性などを対象に、地域と交流するためのボランティアの魅力を伝える「おじさま力アップ講座」。そのなかで学んだ「コーヒーの入れ方」を生かし、地域に溶け込んでいこうと「いいじいカフェ」をスタートさせた。はじめは同所での活動のみだったが、現在では他の福祉施設等に赴いてコーヒーを入れに行くことも。また「いいじいカフェ」だけでなく、同所や地域の催しでのボランティアとしての参加も当初より継続している。
今後は月１回の開催を増やすほか、今まで提供していたホットコーヒーに加え、アイスコーヒーも提供できるようにしていきたいという。メンバーの１人は「より地域の人の交流の場となっていけるよう、活動を続けていきたい。おいしいコーヒーを飲みに来てもらえれば」と話した。
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