戸塚町南部にある日之出橋交差点近くにあった庚申塔と日之出地蔵が、地元有志によって100mほど離れた場所に遷座され、3月25日にささやかな式典が行われた。
この付近は現在、環状3号線の街路整備工事が行われている場所。庚申塔と日之出地蔵は、交差点近くのラーメン店の駐車場脇にあったが、街路整備後も影響を受けないようにと、新しく環状3号線が伸びる道路沿い(ラーメン店の後方)に遷座。
庚申塔と日之出地蔵にはいずれも「文政10年」と刻印され、江戸時代後期から代々、地域住民によって守られてきたという。また、庚申塔の「青面金剛童子(しょうめんこんごうどうじ)」には、江戸時代に流行した疫病を退治するいわれがあり、「見ざる・聞かざる・言わざる」の三猿も彫られている。下郷町内会の大木敏幸会長ら地元有志によると、ライズモール戸塚の買い物帰りの客が手を合わせる姿がよく見られたという。有志の一人は「疫病から自分たちの村を守ろうという気持ちは江戸時代も今も同じ」と話していた。
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