戸塚警察署管内の特殊詐欺発生件数は5月24日現在、県下で暫定ワースト1となっている。今年に入り、区役所を名乗り医療費の還付金があるなどと偽り、銀行ATMから犯人グループの口座に振り込みを誘導する「還付金詐欺」が急増。しかし、5月中旬くらいからは、息子を名乗るいわゆる「オレオレ詐欺」も増えてきているという。
戸塚警察署生活安全課の森上雅彦課長は「特殊詐欺の手口はさまざまなものが繰り返される。しかし、ほとんどのものは固定電話がきっかけとなることが多い」と留守番電話の設定を促す。しかし、うまく活用ができてない人もいるという。「犯人がメッセージを残すことは、ほとんどない。着信を確認したらすぐに出ず、残されたメッセージを聞いて相手が誰かわかった上で、かけ直してほしい」
また、家族と住んでいる人は詐欺の電話がかかってきても、未然に防げるケースが多いという。「独居の方は相談相手がいないため、騙されてしまうことが多い。警察も巡回をしているが、地域の中で相談し合える関係を作ることも防止につながる」と協力を求める。最近はワクチン接種に関する詐欺被害も全国で広がるが「区内ではまだ確認されていないが、出てきてもおかしくない」と注意を促した。
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