不変の物流で事業拡大 安全輸送(株)久保田 守社長
区内をひんぱんに走行する「安全輸送株式会社」の看板を掲げた大型トラックを見かけたことがあるだろう。「売上高100億円をめざしてきたが、もう少しで手が届く」。こう語る久保田社長の声色は沈着冷静ながら、実現への自信がにじみ出る。
徹底した顧客主義
一般貨物・食料品の輸送、近年は高齢社会を見据えた介護用品や生鮮食品の宅配のほか、引越し業務などにも着手。サービスの幅を広げてきた。
徹底した顧客主義を企業理念とする同社。最大の強みは、法人向け物流センターの運営ができる点だ。「一例をあげると、当社が県内各地にある大型スーパーの食品倉庫の在庫・出荷の管理、各店舗への輸送も行っている」。依頼者側からすると、物流を一括に託せる利便性が魅力で、高評価を得ているという。
来年創業50周年
来年創業50年迎える。実兄の久保田司会長から「手伝ってくれ」と声をかけらたのが、大学2年生のとき。卒業後迷うことなく入社し、苦楽を共にしてきた。オイルショックなどの困難も数々あったが、高度経済成長の波に乗り、企業規模を拡大してきた。「コロナなどにより社会状況は変わっても物流は不変。業務内容を一層洗練し、顧客、地域、社員の期待に応え続けていきたい」
記者が見た社長の横顔
戸塚区育ちの久保田社長は、1951年生まれの70歳。取材中、事業を語る姿は、穏やかながらも経営者としての厳しさを感じさせました。一方、後援会役員も務める母校の戸塚高校野球部の話しになると、本当に嬉しそうな笑顔に。硬軟併せ持つ人柄が垣間見えました。
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4月18日