季節の名句探訪
冬はまた夏がましじやといひにけり(上島鬼貫)
これは冬の句。でも句にある冬と夏を置き換えても成り立つところに面白みがある。鬼貫は江戸中期の伊丹の人。軽妙な句が多い。
戸塚タウン俳句 渡辺萩風撰
薬大の塔は高々西日射す(戸塚区深谷町 藤波五七)
蒸し暑さの中をするりと風一筋(戸塚区矢部町 南 純子)
目に痛し溶けて流るる日焼止め(戸塚区戸塚町 瀧口薫風)
熊蝉やテレビドラマに割つて入る(戸塚区名瀬町 小林千賀子)
送火や佇む人の黒き影(港南区日限山 山口海風)
何ごとも無き一日過ぐ夕端居(戸塚区戸塚町 鶴渕正枝)
鬼百合やいつの間にやら庭の隅(戸塚区品濃町 平尾隆郎)
戸塚区編集室では読者の皆様から俳句を募集しています。応募はハガキに
【1】作品(2句まで)【2】氏名【3】住所を明記して左記へ。
宛先 〒244-0003 戸塚区戸塚町2304-5
戸塚柏桜荘 タウンニュース俳句係
このコーナーは朝日俳壇、芦屋国際俳句大会等で活躍する渡辺萩風氏と、戸塚柏桜荘協力のもと行うものです。不定期で俳句の魅力を伝えていきます。
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