短・中・長期に分け備蓄を 管理栄養士・馬場さんが話すポイント
今回は災害に備えた水と食料の備蓄についてお話します。水は1人1日3リットル程度を目安に準備しておきます。イオン飲料の粉末もあると重宝します。食料は、短期、中期、長期の三段階に分けて準備をすることがポイントです。
【1】短期=非常食です。数日間の短期的にエネルギー補給をすることが目的です。チョコレートなどの高カロリーのお菓子、バータイプの栄養補助食品、ゼリー飲料。何もしなくてもすぐに食べられる物が適しています。【2】中期=避難所などで一週間程度過ごすための食料です。長期保存可能なパン、インスタントラーメン、アルファ米、レトルトカレー、フリーズドライのスープ類など、簡単に食べられる食品が適しています。食べ慣れているお菓子も準備しておくとストレスが和らぎます。【3】長期=食べ物の入手が困難になった長期間(数ヵ月程度)を想定した備蓄食です。普段食べているものを中心に消費期限を確認しながら常に新しいものにしておくことが必要です。主食の米、乾麺や副菜になるツナやコンビーフ、煮魚などの缶詰類、レトルト食品、粉末味噌、塩、砂糖などです。カセットコンロで調理可能な物を選びましょう。切り干大根、ひじき、乾燥豆類も備蓄しておくと買い物に行けない時に安心。お子さんのいるご家庭ではフルーツ缶詰、お菓子も備蓄しておくことを勧めます。赤ちゃんのいるご家庭は粉ミルクと合わせて哺乳瓶も備蓄しましょう。
馬場真佐美…「栄養ケアシステム研究所」(汲沢)社長、管理栄養士、【電話】045・881・5378。
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