神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2013年1月24日 エリアトップへ

女性のためのコミュニティ 戸塚の「わ」 心の重荷 ここで解放して

公開:2013年1月24日

  • LINE
  • hatena
奥には横たわれるスペースも
奥には横たわれるスペースも

 深谷町にある女性のためのコミュニティ「戸塚の『わ』」は、うつや自律神経、パニック障害、更年期などで悩む女性たちの居場所として、昨年11月オープンした。代表の三浦秀子さん(41)は自分自身がうつ病に悩み続け、「こんな場所があったらいいのに」との思いで始めたという。

 三浦さんがうつ病を患い始めたのは8年前。33歳のときだった。団体職員の経理係長3年目。昇進、キャリアアップを目指してバリバリ働いていたころだ。「女性が上へ行くには、男性の何倍も頑張らなければ―」。今振り返ってみると、自分で多くを抱え込みすぎてパンクしてしまった。

 休職し自宅にこもる日々が続いた。人と会うのも怖く、宅配便も居留守を使うほど。改善し職場復帰するも、再び悪化し休職。「何で私がうつなんかに」と自分を責め続けたが、夫は病を理解し支え続けてくれた。

 再び改善に向かい始めた38歳のとき、夫が病死。今度は喪失うつになってしまった。「夫に会いに行きたい」と苦しみ続け、結果的に仕事も退職した。

 治療を続ける中で、うつなどに悩む女性にも多く出会った。「周りを気にせず、横になれたり、泣ける場所があれば。自分にとって居心地の良い場所とは…」。ふと「ないなら自分で作ればいい」と思い立ち、実行に移した。「女性は家にこもるとメークやおしゃれもおっくうになる。ここでは格好を気にせず、楽にしてほしい」と三浦さん。お菓子やお茶でくつろいでほしいと、カフェにすることに。

 三浦さんと一緒にカフェ運営に携わり、2階でアロマセラピーを行う妹の信太悦子さん(39)は、自身も仕事がきっかけで軽度のうつ病と診断された。

 苦しむ姉の何か役に立ちたいとの思いで取得したアロマセラピストの資格。「うつの人は緊張して体がこわばっていることが多い。アロマでリラックスしてほしい」と信太さんは話す。

 介護や育児、更年期など抱えるものが多く、ホルモンバランスも崩しやすい女性。大事な家族だからこそ心配をかけたくないと、誰にも話せず抱え込む人も多いという。「ここで見ず知らずの人にでも話して、楽になってくれたら」と三浦さんと信太さん。心の重荷が少しでも解けるように、女性たちを受け入れている。

 カフェへの問合せは【電話】045・853・0850(カフェの定休日は日、木、祝日)
 

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

戸塚区・泉区版のローカルニュース最新6

新港ふ頭で4月28日、5分間の花火

新港ふ頭で4月28日、5分間の花火

「横浜スパークリングトワイライト」

4月27日

横浜市内事業所 男性の育児休業取得率 前回から大幅増の40・6%に

国の重要文化財、神奈川県庁本庁舎が5月3日に5年ぶり一般公開

障害者就労支援続け20年

泉区のNPO法人

障害者就労支援続け20年

松陽高生と記念イベント

4月25日

「おでかけスポット」を紹介

戸塚区・泉区の

「おでかけスポット」を紹介

季節イベントを楽しむ

4月25日

たけのこ掘りで笑顔

たけのこ掘りで笑顔

戸塚区・しらかば幼稚園児

4月25日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook