童心にかえって ジオラマの世界に没頭
おそらく子どものころに憧れた人も多い鉄道模型やジオラマ――。時を経た今、童心にかえって「思い思いの世界」を再現している人たちがいる。
大正地区センターが主催する講座「鉄道模型ジオラマの世界」に参加しているのが戸塚区在住の4人。鉄道ジオラマ作家、渡辺ヒデノリさん(47)の指導のもと、幼心に抱いた夢を実現している。指導といっても型にはまらず、同じ思い、同じ時を共有する仲間とのおしゃべりも大切にする。
ジオラマは45×30cmの板に紙や木材を使って製作する。講座は全6回(参加費1800円、材料費が別途必要)。昨年の第1クールが好評で、4月から再度、企画された。
4月27日に行われた第2クール初回、熊川正一さん(51)は第1クールの続きの作業から=写真中央。東海道線の東戸塚付近を再現しているという。昭和30年代のSLが走る風景を製作した大島重明さん(72)、廃線になった鉄道駅を作ったという長手輝信さん(62)も第1クールからの継続組。今回、初めて参加したのは阿部秀明さん(65)。「テレビ番組で出てきたジオラマを見てやってみたいと思った」そうだが、「今は(出来るか)ドキドキ」。
講師の渡辺さんは言う。「ここは昔を思い出す同好会のような場。話しながらアイデアも生まれる」
同施設の担当者は「参加者同士のつながりから、地域の輪が広がれば」と話す。講座は9月までの月1回開催で途中参加も可能。詳細は同施設【電話】045・852・4111まで。
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4月18日