東戸塚駅の混雑状況調査 乗車数 各車両で2倍差 市とJR東日本が実施
横浜市と東日本旅客鉄道(株)(JR東日本)横浜支社はJR東戸塚ホーム上の混雑状況の調査を行い、結果を公表した。調査が実施されたのは今年1月、ある一日の▽午前7時25分から、▽午後6時25分から――の各60分。朝ピーク時にホームに滞留した人数は、1両あたりの平均で602人から1306人まで、最大で2倍を超える差があった。
朝の乗車は大船方階段の利用者(8025人)が全体(1万2637人)の約6割を占め、東京方エスカレーター利用者(4612人)よりも多く、その影響もあり階段付近に人が滞留していることが分かった。階段近くに停車する車両に乗車する人数は3両で3919人。一方、階段より大船方のホームの滞留数は5両で3012人となった。
夕ピーク時の降車人数は6738人で、朝よりもエスカレーター利用(3641人)の割合が高い。JR東戸塚駅では同時間帯は2基のエスカレーターとも昇りに設定しているが、上下線同時到着時には最大30〜40mの待ち列ができた。
調査を受け、市とJR東日本は混雑を平準化させるため【1】東京方に階段またはエスカレーターを新設【2】大船方に階段またはエスカレーターを新設(改札も新設)【3】改札横に階段またはエスカレーターを新設――の3つの案を共同で作成し、それぞれの案の利点や施工時の難点等を整理した。今後は一つの案に絞った上で概算費用を調査し、駅改良を実施するかどうかの材料にする予定。
市はまた、朝ピーク時間帯の湘南新宿ラインの全列車停車や東海道本線の停車をJR東日本側に要望している。市担当者は「(同駅の)混雑緩和は地元の声を受けてのもの。JR東日本と連携し、利用者の安全確保のため対策を前向きに進めていきたい」と話す。
JR東日本横浜支社広報室では「階段やエスカレーター付近にお客様が集中している。調査結果を基に市と調整しながら混雑緩和の対策を検討したい」としている。
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4月18日