区内矢部町にある善了寺が運営するデイサービス「還る家ともに」で働く小川明子さんが第6回かながわ感動介護大賞で優秀賞を受賞した。
同賞は、神奈川県で介護従事者がやりがいと誇りをもって仕事に取り組み、社会的な地位の向上と介護の仕事の素晴らしさを広めることを目的に2012年からスタート。介護に関する感動的なエピソードを表彰している。
小川さんの作品タイトルは「笑顔の循環」。ある認知症を持つ利用者から向けられたひまわりのような笑顔に励まされ、勇気づけられた結果、他の利用者に笑顔を還す、まさに仏教用語の「顔施(がんせ)」を実感できた感謝の言葉が綴られている。小川さんはこの利用者の笑顔が、今でも施設で働き続ける原動力だと話す。
11月5日に開かれた表彰式の場には事情があって参加できなかった小川さん。しかし職場の同僚が代わりに壇上で表彰状を受け取ってきてくれた。後日、93歳の利用者が表彰状を読み上げ「おめでとう」という言葉と共に受け取り感激は倍増。「何よりも本当に素敵な職場で働けていることに感謝しているし、多くの人にこのデイサービスを知ってもらえる機会になったことが嬉しい」と笑顔を見せた。
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