戸塚区は7月12日、戸塚駅地下への浸水を想定した対策訓練を実施しました。2014年10月に発生した台風18号により、柏尾川の水があふれ、同駅地下に水が流れ込んだことを受け、翌15年から行っているもの。
当日は、神奈川県東部に大雨・洪水警報が発表され、元町橋河川の水位が避難判断水位を超えた――と想定し、関係機関が訓練をスタート。市営地下鉄、トツカーナ、ラピスビル、区役所、戸塚土木事務所などは、それぞれ担当エリアで水の侵入を防ぐための「止水板(しすいいた)」を設置していきました。
また、今回は初めて複数同時通話が可能となる無線機「IPレシーバー」を活用し、訓練参加者は情報交換を実施。円滑に進むのか確認作業をしていました。庁舎周辺14カ所に止水板を設置した戸塚区の担当者は「最近は短時間に集中的に豪雨が降ることが増えている。柏尾川は大きな河川であり、危機感を持っている」と話しました。訓練を視察した名取正暁戸塚消防署長は「西日本で起きた豪雨による甚大な被害はまったく他人事ではない。止水板は水の流入を防ぐ効果が期待できるものだが、日頃の準備が重要なので、訓練の精度をより高めてほしい」と語りました。
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