戸塚区内で現在「職権盗」と呼ばれる犯罪が増加している。職権盗とは捜査や検査といった口実で身分を偽って家にあがり、隙を見て金品を取る手口。今月に入って7件、今年を通して9件発生しており(5月26日現在、暫定値)、昨年同日比で6件多い状況だ。
手口としては、電力会社を装う複数人の男が、「電気メーターの確認やシールを貼り換える」などと話して部屋に入り、被害者の財布から現金を盗むもの。戸塚警察署はこれらの手口に対し、「名刺や社員証などで必ず身分の確認をすること」「不用意に他人を家にあげない」など注意を呼びかけている。
詐欺防止に感謝状
職権盗とともに多いのが「振り込め詐欺」だ。このところ被害が報告されているのが、「安全性の高いキャッシュカードと取り換える」といった口実で、金融機関の職員を装い被害者宅にあがるパターン。「手続きに必要」と暗証番号を聞き出していくという。今年1月から5月24日までの認知件数は暫定31件で、昨年同日に比べ10件減っているものの、同署は引き続き注意を呼びかけている。
そんななか同署は5月22日、セブンイレブン横浜戸塚上矢部町店の人見(ひとみ)千春店長に、振り込め詐欺を未然に防止したとして感謝状を贈呈した。
事件は4月11日に発生。高額の電子マネーを購入するため来店した70代の男性、購入理由など具体的に確認。不審に思った人見店長は警察に通報。有料サイトへの登録料として騙し取る詐欺であることが判明し、振り込め詐欺被害を防いだ。
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