―区内の犯罪発生状況を教えてください。
「区内の刑法犯認知件数は、10月末時点の集計で780件。とりわけ特殊詐欺については、被害件数は昨年同時期に比べ減ったものの、県下54署中で戸塚警察署管内はワースト5位以内に入っており、依然予断を許さない状況です」
―特殊詐欺に遭わないためには、どうすればいいでしょうか。
「特殊詐欺は誰もが被害に遭う可能性があります。決して他人事とは思わないでください。その上で、具体的な手口を知ることが大切です。また、犯人は音声の録音を嫌がります。迷惑電話防止機器の設置などをご検討ください」
―万が一、自分や周りの人が詐欺に遭った場合どうすればいいですか。
「被害に遭った場合には、気づいた時点ですぐに通報し、犯人の特徴や被害に遭ったときの状況をありのままに伝えてください。また、詐欺に遭いそうな人への声掛けによる未然阻止や近隣住民の通報から、犯人の検挙に至った事例もあります。被害に遭いそうな人がいたら、迷わず声掛けをお願いします」
―特殊詐欺防止のため警察が行う取り組みについて教えてください。
「『だまされたふり作戦』を始めとした検挙対策、パトカーによる車両広報や金融機関・コンビニなど各種事業者に対する通報依頼、各種広報媒体を活用した情報発信などの抑止対策に力を入れています」
―区内の交通事故の発生件数はどのようになっていますか。
「10月末時点で人身事故の発生件数は434件で、事故による負傷者は502人に上ります。特に10時から12時、18時から20時の時間帯に多く発生。路線別に見ると、区内を南北に走る国道一号線が全体の3割を占め、特に事故が多く発生する傾向にあります」
―運転時に交通事故を起こさないためにはどうすればいいですか。
「事故原因で最も多いのは安全の不確認・不十分です。いずれも要因は緊張感の緩み、漫然とした運転と考えられます。また、高齢者は年齢による身体能力や視力の低下により、判断ミス・運転操作ミスが多い傾向にあります。運転に少しでも不安を感じたら、かかりつけの医師や運転免許センター、自動車教習所などに相談してください」
―話題のサポート機能付きの新車や後付け装置は有効でしょうか。
「追突防止機能などにより、事故が減るのではないかと思います。ただし、あくまでも補助機能です。過信はせず安全運転に心がけてください」
―交通事故防止のため警察が行う取り組みについて教えてください。
「人対車両で特に多いのが横断歩道横断中と、信号無視や横断歩道のない場所での『乱横断』。また、車両相互で多いのが、右左折時の接触事故と追突事故です。交通違反の取締りを行うほか、交通事故防止を目的としたキャンペーンなどを行っています。
―最後に区民へ一言お願いします。
「戸塚警察署では、署員全員が治安維持のプロとして住民に安全と安心を提供できるように今後もチームワークを発揮して参ります。区民の皆様には引き続き、なお一層のご理解とご支援を賜わりますようお願い申し上げます」
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