第1回サミット 円筒分水の魅力を全国へ発信 1月22日(土)13時30分から高津市民館で
築造70周年を迎える久地円筒分水の保全・活用法や、水との共生を来場者とともに考える第1回の全国サミットが今月22日(土)、高津市民館・大ホールで開催される。円筒分水研究家による講演や全国各地の円筒分水の紹介のほか、関係者らとの交流会も予定されている。
今年は市内を流れる二ヶ領用水が竣工400年を迎え、各地で記念事業が行われる。同時に、国の登録有形文化財に指定されている久地円筒分水が築造70周年であることから、高津区ではこれらを契機に水にまつわる地域資源の活用法などを専門家や区民らとともに考え、区の魅力として情報を広く発信しようと第1回全国円筒分水サミットが計画された。主催は全国円筒分水サミット2011inたかつ実行委員会(吉田威一郎委員長)及び、高津区役所。
久地円筒分水は1941年、二ヶ領用水の水を農業用水として各地域に正確に分水する施設として築造された。後に全国各地に造られた円筒分水の初期の例としても貴重な存在となった。
サミットでは、円筒分水の研究家、金山明広氏による講演や、久地円筒分水をはじめ群馬県高崎市、大分県竹田市にある円筒分水の紹介、両市の円筒分水関係者や金山氏、船橋兵悟高津区長らによる水との共生を考えるパネルディスカッションが行われる。金山氏は全国各地の円筒分水が持つ歴史・構造・美的魅力をウェブサイト「円筒分水ドット・コム」で発信し、全国にファンを持つという。
高津区役所担当者の話によると、当日の様子を含めたブックレットを作成するほか、インターネットを活用し全国の関連学会等に向け情報を発信、今後他の地域での第2、第3回のサミット開催を後押しする狙いもある。
実行委員長の吉田さんは「他地域の取り組みを参考に、市民にとって魅力ある円筒分水を目指す第一歩としたい」と話している。
参加申し込み不要で入場は無料。時間は13時30分〜17時。円筒分水にちなんだラベルの日本酒や円筒分水を模した地元銘菓などの紹介もある。閉会後には交流会(会費1500円)も予定している。
23日(日)には実際に関係各所を歩くイベントも開催される。10時JR武蔵溝ノ口駅改札前集合。参加費200円(保険料)。
問合せ等は事務局(高津区役所企画課【電話】044・861・3131)へ。
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4月26日