試験運行終え９月本格実施へ 緑ヶ丘霊園 墓参バス
バス停の増設など利用者からは概ね好評だった
川崎市緑ヶ丘霊園内（上作延・下作延）を循環する墓参巡回バスの最終的な試験運行が先月実施された。
今回は、昨年９月に行われた１回目の試験運行時に寄せられた利用者からの要望を取り入れ、彼岸時季でも霊園内の交通量が比較的少ない平日の２日間に実施。初日１５０人、２日目３７０人の計５２０人の利用があった。
要望をもとに前回から変更した点は「運行本数を30分に１便程度から20分に１便に増便」「バス停を５ヵ所から７ヵ所に増設」「27人乗りの中型バスから22人乗りのマイクロバスに小型化」の３点。利用者は主に年配者で、市建設緑政部霊園事務所には「バス停が増えたのはよかった」「春と秋のお彼岸の他にお盆時季も加えて、年３回走らせてほしい」という声が寄せられたという。同霊園事務所では「できるだけ多くの意見を頂きたかったが、東日本大震災発生の翌週だったことや気温が低かったため、１回目に比べると利用者数は少なかった」と話している。市では試験結果を踏まえ改善や変更箇所を検証した上で、今年９月の彼岸時季からの本格実施を目指す。運行は春と秋の彼岸時期のみで運賃も無料の予定だ。問い合わせは同霊園事務所（【電話】０４４・８１１・００１３）へ。
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