区内の事業者ら チャリティ企画 続々展開 売上一部等を被災地復興の義援金へ
東日本大震災の発生から約1ヵ月が経ち、区内のサービス業界などでは被災地のために売上の一部を義援金に充てるなどの商品やイベントが生まれている。寄付活動等による直接支援に加え、地域経済を停滞させないことも支援のひとつ、との想いがある。
オーダー毎一部が寄付金に
二子新地の北海寿し(後藤治店主/【電話】044・812・6401)では先月から「応援メニュー」を設定。注文毎に一部が義援金となる企画を行っている。三陸の海の幸に支えられてきたという後藤さんは「少しでも力になれれば」と話す。
高津駅そばの多国籍・來ちんと(藤原和彦オーナー/【電話】044・844・1322)では、注文すると料金の一部を被災地への義援金とするメニューを長期にわたり設定していく。「被災地の復興に協力したい」と藤原さんが発案した。
大山街道沿いの写真のたなかや(鈴木克明社長/【電話】044・822・3466)は4月11日(月)から27日(水)まで、家族写真撮影料の一部を義援金に充てる。専務で妻の寄里枝さんは「写真館として出来ることで支援したい」と想いを語る。
音楽関係でもコンサート等で支援
ダーツ&ミュージックバー音たいむ(佐藤由美子代表/【電話】044・811・1192)では4月16日(土)、チャリティイベント「home party」開催。参加費の一部を義援金とする。佐藤さんやDJが「被災地の復興を応援できれば」と企画した。
区内在住の声楽家・古渡智江さん(【電話】044・811・7863)は4月23日(土)、高津市民館でチャリティコンサートを開催。会費・後援会費の一部と当日募金分を被災地へ。古渡さんは「音楽が復興への力になれば」と想いを口にする。
区内在住の歌手・桜井純恵さん(【電話】044・813・3409)は4月17日(日)、大山街道沿いのスタジオ・アンジェでライブを開き、収益金を寄付する。桜井さんは「震災を忘れず、音楽を通して長期の支援を訴えていきたい」と話す。
音の教室カリヨン(平松あずさ代表/【電話】044・872・9253)では6月6日(月)、高津市民館で親子を対象としたチャリティコンサートを行う。「一人ひとりの小さな力も、集まればきっと大きな力になる」と想いを込める。
他にも様々な支援のかたち
カフェ&ダーツ eye's溝の口店(田中ひとみ代表/【電話】044・322・9449)では4月14日(木)にプロとダーツを楽しむイベント、また二子の多目的レンタルスペース・スペースエヌ(新妻修代表/【電話】044・281・0276)でも4月16日(土)にヒップホップのチャリティレッスンを開催する。
終了した企画もある。下作延のラーメン屋麺一(坂入一人オーナー)では先月28日、横浜市内のセンター南店で「寄付をしたらラーメン一杯無料」の企画を行い、約200食を提供した。久本在住の原雄美子さんは4月3日、フィオーレの森(久本)・星のサロン別室で「前向きな気持ちになるように」と「癒し」をテーマにしたイベントを行った。
チャリティ企画等には一様に経営者や主催者らの復興への想いが込められている。地域からは、チャリティ企画等の開催により、さらなる支援への機運や街の元気が広がることに期待する声が挙がっている。
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4月26日