カワサキSC小学水球 9度目の全国優勝 目標は夏春連覇
カワサキスイミングクラブ(宇奈根)・小学生水球チームが先月末に大阪府で行われた全国大会で頂点に立った。関東予選2位通過ながら、選手達は大舞台で得点力の高さを発揮し、彦田晃宏総監督をして「大会を通じ選手たちが飛躍的に成長した」と言わしめた。チームの全国制覇は4年ぶり9度目。
同チームが出場したのは門真市のなみはやドームで先月26日〜30日まで開催された、第34回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会・水球競技。8ブロックに分かれた全国各地の予選を勝ち上がった24チームがしのぎを削った。
関東予選には6枚の全国切符を競い12チームが出場した。同チームは1勝1分の2位で全国大会に進んだ。1位通過は群馬ジュニア水球(群馬)。
全国大会の予選リーグ初戦の相手は強豪の富山スイミングパレス(富山)。さらに決勝トーナメントの準決勝は優勝候補の川口SC(埼玉)。これらを相手に4対2、7対3と「良い形で切り抜けたのがポイント」(彦田さん)だった。
決勝の山形水球クラブ(山形)戦は3点をリードされる展開となったが「勝ちたい気持ちが強かった」(彦田さん)ことから、8対6と見事逆転してみせた。
チームの監督を務めるのは全日本女子A代表キャプテンでもある吉田奈央さん。「どんな場面でも元気があり声が出ていた」と今大会を振り返り、「これからも周囲への感謝の気持ちを忘れずに戦えるチームであってほしい」と話した。
大会8試合でトップ独走の34得点、主将の青山直輝選手(小6)は「全試合でセンターボール(ボールを奪い攻撃権を得ること)を取れたことがうれしい」、またチーム唯一の女子、スピードを活かしチームに貢献した吉沢クララ選手(小6)は「練習試合で勝てなかった川口SCに勝ててうれしい」と喜びを口にした。
次の照準は来春の全国大会だ。
優秀選手は次の通り(敬称略)。▼青山直輝(小6)▼熊谷郁(小6)▼吉沢クララ(小6)▼鈴木聖直(小6)▼川本祐徳(小6)▼谷村竜一(小5)▼塩沢朝希(小5)
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5月3日