第3期最終区民会議 テーマ、運営法を議論 3月末に報告書、来期につなぐ
第3期高津区区民会議の2012年度第4回全体会議が15日、高津区役所で行われた。「新しい形のコミュニティづくり」というテーマ選定や会議の運営方法など、主に今期の振り返りについて議論を交わし、第4期のスタートを見据えた会議となった。3月末に報告書をまとめ、区長に提言する。
テーマの妥当性については、「コミュニティ構築こそが様々な地域課題解決の基礎となる」「大変難しいテーマ」などと各委員から様々な意見が出されたが、アンケート結果では「良かった」「まあまあ良かった」が13人で回答数の8割が評価した。
東日本大震災が発生した3・11以降は、議論が防災関連に偏りがちだったことを受け、ある委員からは「(3・11以降)テーマを見直しても良かったのでは」という声もあった。
テーマに沿った取り組みでは、町会組織加入に向けたアプローチについて、町会未組織マンションが地域の防災訓練に参加した事例や、未組織地域に働きかけるプロジェクトの結成、また大規模マンションの自主防災組織が結成され自主防連絡協議会に加盟した事例を一定の成果とした。
公園を活用したコミュニティ活性化事業のモデル地区として親子防災教室が企画された溝口南公園や、情報掲示板を新たに設置した坂戸公園の例と合わせ、成果、課題の検証を経て次期に引き継ぐことも確認した。
会議の運営方法では、少ない人数で事前に調整し論点整理などを行う企画運営会議の設置について、「良い」「まあまあ良い」と回答したのは11人で約7割が評価した。「大人数ではまとまりづらい」「本会議だけでは回数、時間が限られる」と評価する声があった一方、「結論まで事前に用意された感があった」「企画運営会議任せの傾向があった」などの指摘もあった。
2年間の任期を佐藤委員長が振り返ると、冨田副委員長は「今後、新メンバーでの区民会議に活動を伝え、より良い高津として盛り上がっていけば」と挨拶し、第3期最終の全体会議は閉会した。
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4月26日