枝垂桜が通り彩る 二ヶ領用水、春の装い
川沿いに立ち止まった女性が笑顔で桜を見上げていた。「ここでは一斉に咲かず（所々で）少しずつ咲くのよね」
川沿いに「咲いた」ピンク色のカーテンが春風に揺れる―。桜の名所として親しまれている二ヶ領用水沿いに、無数のシダレザクラ（枝垂桜）が花を付け、春の訪れを告げている。
「わぁ、きれい」「ほら、見てごらん」。行き交う多くの人が足を止め、花を見上げる。水面に視線を落とすと、空の青と桜のピンクが重なり合って映っていた。
今年は気温の低い日が平年より長く続き、各地で開花が遅れていた。
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