防犯ネットワーク 携帯会員「再登録」を 新システムで情報発信
地域防犯に役立てようと、区内で発生した街頭犯罪の情報をメール会員に配信しているNPO法人防犯ネットワーク(田中伸一理事長)では、携帯会員の再登録を呼びかけている。5月から配信システムを変更したことによるもの。
同NPOは2004年に発足した。以来、高津警察署から寄せられる地域の犯罪情報をパソコン、携帯電話の登録会員にほぼ毎日、無料配信することで、注意喚起を促してきた。身近で起こった犯罪状況を知り当事者意識を持つことにより、会員の防犯意識を向上させる目的がある。
同時に地域への関心が高まることによる、街の一体感を高めることも狙い。次第に会員からも不審者やイベントの情報が寄せられるようになるなど、双方向の情報交換の場にもなっている。メール配信にとどまらず、防犯機運の高まりに応じて地域でフォーラムを開くまでに発展してきた。
高津区で始まった活動はその後広がりを見せ、高津区に続き宮前区、麻生区、中原区に支部を設置した。
登録は無料で、4月末時点の高津支部への登録数は約4800人。今回のシステム変更により、携帯会員は再登録が必要となったことから、理事長の田中さんは「現在の会員数は4月末の半数ほど。ぜひ再登録してもらい、地域のつながりの強い安心なまちづくりが進められれば」と話している。
防災情報も
5月からは防犯に加え、防災情報の配信も開始した。内容は、住宅の耐震性や必要な備蓄品目の情報など。同NPO防災担当理事であり、ネットサイトでも防災ガイド役を務める防災士、和田隆昌さんによる防災に関するアドバイス等が掲載される。
会員になるには、ホームページ(http://www.bouha
n-network.com/)から登録するか、QRコードでアクセスする。登録無料。パケット通信料別途。
問い合わせは、同NPO(【電話】044・814・0019)まで。
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4月26日