防犯功労者全国表彰 宮田良辰さんに最高栄誉 「意識高い地域のおかげ」
高津防犯協会の会長を務める宮田良辰さん(85)が、全国の防犯功労者の最高栄誉、防犯栄誉金章を受章した。高津区では4人目。「安全な街づくりを進めてきた方々、安全意識の高い皆さまのおかげです」と宮田さんは地域への感謝を口にした。
宮田さんは9月27日、明治記念館で行われた全国地域安全運動中央大会の席上、防犯功労団体や功労ボランティア団体とともに防犯功労者として表彰され、防犯栄誉金章を受章した。同大会は毎年、公益財団法人全国防犯協会連合会と警察庁が主催し、全国で防犯活動に尽した個人、団体を表彰している。今大会では94人が受章している。
防犯栄誉章は神奈川県警本部長の推薦を経て、同財団と警察庁の協議の上で選ばれる。宮田さんはこれまで、銅章と銀章を受章、金章は防犯活動に携わる人にとって最高の栄誉とされる。
宮田さんは「高津区では安心して暮らせる街になるよう住民が積極的に防犯活動を行っている。皆さんの協力のおかげで、この章を頂くことができた」と話す。
全国では約4万5000団体、271万人以上の人が防犯ボランティアに携わっている。高津区では特に、防犯パトロール隊に町会や自治会など99団体、4000人以上の住民が参加し、結束力が強い。
「高津防犯パトロール隊は市内でも最大のしっかりした組織、地域住民が自主的に参加していて頼もしい」と誇らしげに語る宮田さん。9月27日には、高津区防犯パトロール隊の報告会が行われ、100人以上が参加した。「いつも大勢の人たちが集まる。正義感の強い人が多い街だと思う」
また、住民同士だけでなく、警察署や消防署、区役所などとの連携の良さも上げ、「他の地域から、羨ましがられ、秘訣を聞かれることもある」と地域と行政の協力体制が「高津の良さの一つ」と話した。
宮田さんは、1977年に新作第一町内会の会長を務めるのと同時に、防犯協会に携わった。宮前区と分区した数年後の1986年に高津防犯協会の会長に就任、30年近くにわたり地域防犯に尽力した。1992年からは高津暴力団排除対策推進協議会の会長も務めている。
銅章には山本智英さん
今年度は、高津防犯指導員連絡協議会の会長を務める山本智英さんも同時に防犯栄誉銅章を受章した。
19日に川崎市民プラザで行われる高津防犯協会・暴力団排除総ぐるみ大会で両者への授与式が行われる。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
5月3日