連載【12】「町内会・自治会の震災対策」 久末谷中自治会 住民同士、強い結束
数棟の集合住宅からなる久末谷中自治会は、「住民同士の結束が強い」(柴田さん)。今ではお年寄りも多くなったが、家族名簿も作成し有事に備えている。
3・11の際には停電のため水道が止まり、棟によってはガラスが割れたり、タンスが倒れたり。そんな中、ある会員が安否確認のため、各戸を訪問したという。
「日中、多いのは女性だから」と、毎回80人程が集まる年に一回の訓練の企画は女性が中心。所有する3張のテント設営やAEDの使用法などを確認している。
災害時は敷地内にある自治会館と隣接スペースへの一時避難を想定しており、テントの設営練習もそのため。非常用トイレも2台備えてあり、内1台は車椅子でも使用できるタイプ。
「普段から(近隣住民と)顔を合わせていれば、そのご家族の近況も分かる」と柴田さん。「(住民同士)まずは仲の良い関係でありたい。それがきっと何かの役に立つはず」と加えた。
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4月26日