起立補助具を商品化 福祉製品「TOMBO」販売
市と岩手電機製作所
電子部品や制御盤などを製造する岩手電機製作所(高津区上作延、大塚健代表取締役)は、「第1回かわさき福祉製品アイデアコンテスト2009」で優秀賞に認定されたベッド用杖ホルダー付起立補助具の製品化に取り組み、このほど、同社初の福祉製品「TOMBO」として商品化した。
TOMBOの開発は、川崎発の福祉製品開発を目的に川崎市が進める「福祉製品創出支援事業」として、同市と岩手電機製作所との協力で実現した。同コンテスト終了後、川崎市が、製品化できる優れた技術を持つ企業として同社に製作を依頼。同社は市からの支援補助金を活用し、試行錯誤の結果、昨年商品化にこぎ着け、同年12月、とどろきアリーナでの「第3回かわしんビジネスフェア2012」(主催・川崎信用金庫)で展示して注目を集めた。
TOMBOは、高さ75センチ、重さ20キロ。ベッドやソファなどの側に置き、楽につかまり立ちができるよう形状に工夫を施した。
2009年から製品化に取り組んできた大塚さんは「紆余曲折があったが、やっと旅立っていく」と感慨深げに話す。「介護が必要な両親などを持つ家族思いの人に使ってもらいたい」と話している。
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4月26日