神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2013年9月6日 エリアトップへ

川崎市洗足音大 帰宅困難者対策で協定 高津区の民間施設では初

社会

公開:2013年9月6日

  • LINE
  • hatena
万代学長(左から2人目)と秋岡区長(同3人目)が協定を交わした。松本駅長(左)、西川駅長も挨拶に立った
万代学長(左から2人目)と秋岡区長(同3人目)が協定を交わした。松本駅長(左)、西川駅長も挨拶に立った

 川崎市と洗足学園音楽大学(万代晋也学長)は8月29日、帰宅困難者の一時滞在施設の利用に関する協定を締結した。同大学は、学内施設に帰宅困難者最大約150人を受け入れる。市が区内の民間施設と協定を結ぶのはこれが初めて。

 同大学が一時滞在施設として提供するのは、カレッジセンター地下2階の客席部分(約870平方メートル)。約150人を収容でき、高齢者、子ども連れの女性などを優先して受け入れる。有事の際は区から必要な数量の飲料水、防寒シートが搬入されるほか、水道水やトイレなども可能な範囲で利用者に提供する。

 締結式では、万代学長と秋岡正充区長が協定書を交わした。万代学長は「備えあれば憂いなし。市の協力でソフト、ハード両面での備えができて嬉しい」、秋岡区長は「『3・11』では、区内の駅などに多くの帰宅困難者が発生した。一時滞在施設を充実し、より実効性のある態勢を作るよう努力していきたい」と語った。締結式には、日々多くの乗降客が利用しているJR武蔵溝ノ口駅の松本好行駅長、東急溝の口駅の西川譲駅長も出席。市と大学の協力態勢に期待を寄せた。

一時滞在施設、区内に7カ所

 高津区役所危機管理担当によると、東日本大震災の発生当時、高津区内では久本小学校、橘小学校、高津中学校、高津スポーツセンターの4カ所に避難所を開設。帰宅困難者ら計343人が利用した。

 大震災の後、区内では高津市民館、高津図書館、総合教育センター、川崎市子ども夢パーク、川崎市生活文化会館、川崎市大山街道ふるさと館の6公的施設が帰宅困難者の一時滞在施設に指定された(計約2000人収容可)。今回の協定で施設は7カ所になった。

 東日本大震災発生当時、市内の施設を利用した帰宅困難者数は約5500人に上った。今年9月1日現在、市内には公的、民間合わせ25カ所の一時滞在施設があり、計約1万4000人の受け入れが可能だという。

高津区版のトップニュース最新6

溝口神社で「こどもフェス」

4月29日

溝口神社で「こどもフェス」

SDGs関連の試みも

4月26日

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

「歴史公園」来月オープン

4月26日

市制100年で1万発に

多摩川花火大会

市制100年で1万発に

今年の開催概要決まる

4月19日

「おいしさの技術」に迫る

県立川崎図書館

「おいしさの技術」に迫る

「食」テーマの企画展、話題に

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月12日

「しあわせ職場賞」に喜び

久地「日本理化学工業」

「しあわせ職場賞」に喜び

障害者の働き甲斐、支援

4月12日

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook