川崎市内最高峰のものづくりの匠「かわさきマイスター」の有志14人が4日、市に特製の柱時計を寄贈した。
「ものづくりの匠プロジェクト」と銘打たれたこの取り組みは、ものづくりの素晴らしさや喜びをより多くの市民に知ってもらうことを目的に、2010年4月からスタートした。てくのかわさきの倉庫に眠っていた昭和20年代製造の柱時計をマイスターたちが修復、新たにデザインし直した。
完成した柱時計には、14人のマイスターたちの技術が結集している。アルミニウム製の「かわさきマイスター」のシンボルマークには金型設計、川崎の「川」を表現した3本の鉄パイプにはパイプ曲げ加工、川を遡上するおもりの「あゆ」には食品サンプル製作の技術を利用。各々の得意分野を生かし、各パーツを制作した。
また、台座後部にステンドグラスを配置、時計針にはダイヤやルビーをあしらうなど、細部の装飾にもこだわった。
価値総額は約1500万円。市長応接室に展示されたのち、市の関係施設に移設されるという。
プロジェクトリーダーを務めた大橋明夫さんは「マイスター各々が持ち味を出し、力作を持ち寄ってくれたおかげで、細部にも見ごたえのあるものに仕上がった」と話した。
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