区内産野菜の地産地消の促進と、地域の障害者の手作り品販売を通じた地域交流の場を提供しようと、川崎市男女共同参画センター(すくらむ21、三橋君枝館長)は10日、同センターで「産直野菜市」を初めて開催した。すくらむ21は今後、毎月第2火曜に野菜市を継続的に実施する。
この催しはすくらむ21と、障害者の自立支援を進めるNPO法人「ノーマライゼーション推進会議」(久地)の協力で実現した。野菜市の中で、同NPOが運営する障害者就労支援のための事業所「マイWay」(下作延)と、中原区にある障害者のための事業所「レジネス」がブースを出展。マフラーや「押し花カード」、食器洗浄用具や焙煎コーヒーなどさまざまな日用品を販売した。
この日、野菜を購入しに来た多くの来場者が、障害のある人々の作品を手に取り、笑顔で交流を楽しんでいた。
同NPOの遠藤正巳副理事長は「地域の皆のおかげで実現できて嬉しい。今後は出店者を増やし、パンなども販売したい。(障害の有無などの)垣根を越え、多くの人が互いに支え合っていけるよう活動を続けていきたい」と熱意を示した。
二子新地から来場した60代の女性は「作り手の顔が見えるし、野菜も新鮮でとても良い。ノクティ周辺でも開催してほしい」と話していた。
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