「地域の皆さんには『ここが故郷なんだ』という意識を持ってほしい」。地域の防災力向上には、住民が一丸となり「『故郷』を明るく、綺麗にしたい」と望むことが肝要と考えている。
年1回の防災訓練には毎回約80人が参加。消火訓練や炊き出し体験をはじめ、最近はAED(自動体外式除細動器)の使用法や人工呼吸法なども学ぶ。「消火器の使い方はだいぶ慣れてきましたよ」と訓練の成果を実感している。
課題は災害対策グッズの充実。「各家庭で少なくとも3日分の米や飲料水のほか、簡易トイレなども用意してほしい」と住民に呼び掛けている会長。大切なのは「市に頼るのではなく、自分たちで備えておくこと」と力強く語る。
「防災と防犯は切っても切れない関係がある」と、有志で取り組む街のパトロールにも力を入れる。「故郷を守りたい」と願う結束力を高め、人々が支え合う絆を育みたいと願っている。
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