神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2014年2月21日 エリアトップへ

川崎市14年度当初予算案 待機児童対策に重点 一般会計は6,171億円

公開:2014年2月21日

  • LINE
  • hatena

 川崎市は2月10日、2014年度の当初予算案を発表した。一般会計は前年度に比べ187億円増の約6171億円となった。歳出の特徴は、福田紀彦市長が最重要政策に掲げる待機児童対策。保育所の整備による受け入れ枠の拡大と認可外施設の保育補助の増額で、保育事業費は前年度から32億円増の約365億円になる見込み。

 全会計規模は前年度から398億円増の約1兆3359億6031万円。特別会計は同93億円減の約4821億円、企業会計は同305億円増の約2366億円を計上した。

 一般会計の歳入のうち、市税は約2922億円で、景気の好転による法人市民税や人口増による個人市民税の増で43億円、住宅の新増等による固定資産税の増で31億円など、約78億円の増加を見込む。

 歳出では、待機児童対策に重点を置いており、保育事業費が同32億円増の約365億円を計上している。15年4月までに認可保育園を22カ所(約1540人分)新設するほか、高額保育料がネックだった市独自の認可外施設「川崎認定保育園」を利用しやすくするため、保護者を対象とした保育料補助を一律5千円から最大2万円に増額する。ほかにも、幼稚園での長時間預かり保育事業の推進や認定保育園の認可化など、待機児童解消や子育て支援に向けて、予算を重点的に配分している。

 17年度に導入を目指している中学校給食関連費用として、実施方法や施設・整備の改修計画策定のための調査費などに4832万円を新たに計上した。

 一方、職員の削減や手当の見直しなどで人件費は同10億円の減少、また中高一貫教育校の新設や田島支援学校の再編整備によって教育費も同44億円の減少となった。

 市が建設事業などの財源に充てるための借金「市債」の発行額は等々力陸上競技場の改修工事などのインフラ整備がかさみ、同59億円増の約758億円を計上。減債基金から約157億円を計上したものの、財政健全化を示す指標プライマリーバランス(基礎的財政収支)は、試算方法が変更された08年以降初めて赤字に転落した。市では「次年度以降は黒字に戻る」と説明している。

 予算案は18日に開会した市議会で審議される。

高津区版のトップニュース最新6

溝口神社で「こどもフェス」

4月29日

溝口神社で「こどもフェス」

SDGs関連の試みも

4月26日

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

「歴史公園」来月オープン

4月26日

市制100年で1万発に

多摩川花火大会

市制100年で1万発に

今年の開催概要決まる

4月19日

「おいしさの技術」に迫る

県立川崎図書館

「おいしさの技術」に迫る

「食」テーマの企画展、話題に

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月12日

「しあわせ職場賞」に喜び

久地「日本理化学工業」

「しあわせ職場賞」に喜び

障害者の働き甲斐、支援

4月12日

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook