高津青年会議が休会 OB会と新団体に移行
高津区民祭の発案、開催など高津区のまちづくりに45年間貢献してきた地元の青年奉仕団体「高津青年会議」が4月で休会となった。これに伴い、同会のOB会が組織を改編、新たに「高津青年会議親睦会」を立ち上げて、青年会議のメンバーとOBがともにまちづくりに取り組む。
区民祭、生みの親
高津青年会議は「高津区の将来のまちづくりを真剣に考える青年たち」が1968年10月に発足させた団体。青年会議所(JC)とは異なる高津区独自の組織で、高津区民祭をはじめ、美化、環境、経済など様々な地域活動を展開した。45年の歴史の中で、82年に川崎市文化賞を受賞するなど数々の功績を残している。
青年会議での活動は年齢制限があり、40歳で卒業しなければならない。近年は新入会員がなく、現役会員は8人にまで減少し、活動を続けていくことが困難な状況になっていた。
一方、同会OB会のメンバーは約100人に上る。そのため、高津青年会議はいったん休会とし、現役会員とOBの垣根を越えて、まちづくりの活動を継続していくことになった。
4月4日にホテルケイエスピーで高津青年会議の第46回総会が開かれ、休会が承認された。大谷貞雄理事長は挨拶の中で「優良といわれる企業でも30年が寿命といわれているなかで、45年間続いたというのは、皆様の高津に対する熱い想いがあったからだと思う。この気持を大事にして新しい団体で動いていただければ本望」と語った。
新団体は6月発足
総会後にOB会の臨時総会が開かれ、OB会の解散、新団体設立に関する議事などが進められた。新団体の名称は「高津青年会議親睦会」とし、規約案や役員案、組織案などが議決された。設立総会は6月に開かれ、今後の活動方針などが発表される予定だ。
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4月26日