川崎市教育委員会はこのほど、2014年度の同市市立小学校への新入学児童数と、在籍児童数(5月1日現在)をまとめた。高津区では、近年、特に末長小、久地小などでの児童数、学級数が増加。同委は、マンション開発の促進などで局所的に子どもの数が増えているのでは、との見方を示している。
市教育委員会によると、2014年度5月1日現在の市立小学校への新入学児童数は1万2452人。うち高津区は2049人だった。区内の学校別では、久地小が最多で218人、次いで末長小200人、東高津小180人と続いた。
市内の児童数は計7万1434人で、うち高津区は1万1599人。区では統計が残っている1972年度以後、最少だったのは1998年度の8987人で、以降ほぼ毎年増加が続いている。
高津区では近年、特に末長小、久地小で顕著に増加。2008年度、末長小が30学級、久地小が27学級だったが、14年度にはともに35学級に上っている。
同委によると、児童数増加の背景には、区内で続くマンション開発などでの親子連れ世帯の流入増がある。開発が進む地域では、局所的に児童数が上昇することがあるという。
末長に暮らす住民らからは「子どもが増えれば、今後交通事故が増える可能性もある。児童のために登下校時の安全確保、防犯対策に力を入れていきたい」との声が上がっている。
区ごとの新入学児童数は、宮前区が2050人で最多。以下高津区のほか、中原区2047人、川崎区1867人、麻生区1635人、多摩区1477人、幸区1327人だった。
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