川崎市は今年7月1日で市制90周年を迎えた。市は同日、ミューザ川崎で記念式典を開催し、長年にわたり市政の発展に貢献した団体・個人など計108組を表彰。このうち、主に高津区に拠点を持つのは10組だった。
式典には約1200人が出席。来賓として、黒岩祐治県知事、浅野文直川崎市議会議長らが来場した。
今回の表彰対象は、長年にわたり地域で地道に活動を続け、その功績への表彰をまだ受けていない市民、団体。選考委員会を経て、福田紀彦市長が受賞者を決定した。
昨年までの12年間にわたり、市行政に力を注いだ阿部孝夫前市長には、特別功労賞が贈られた。
被表彰者のうち、区内に主な拠点を持つのはアップコン株式会社、川崎市女性農業担い手の会 あかね会、久地円筒分水サポートクラブ、高津防火管理協議会、タイコ エレクトロニクス ジャパン合同会社、東京地方税理士会川崎北支部、NPO法人川崎市障害福祉施設事業協会、古渡智江さん、斉藤二郎さん、NPO法人教育活動総合サポートセンター。
円筒分水周辺の清掃活動などに尽力する久地円筒分水サポートクラブの佐藤徹リーダー代表は「受賞は大変嬉しく、励みになる」。農業に励み、地元野菜での料理教室などを通じて市民交流の発展に寄与した「あかね会」の持田あけみ会長は「これまでの活動は皆の努力や市のサポートのおかげ。受賞できて良かった」と語った。
震災後の復興活動などに尽力したアップコン(株)の松藤展和代表取締役は「社会貢献度の高い企業を目指し、次の10年に向けて決意を新たにした」、市の社会福祉協議会会長を務める斉藤二郎さんは「市民、区民の幸せは、社会福祉の充実にある。これからもできる範囲で市民生活の発展に協力したい」と話した。
歌唱指導を続け、音楽を通じた地域の絆づくりに貢献している歌手の古渡智江さんは「受賞者に選んでいただけて大変光栄。これからも人のためになれたら幸せ」と意欲を示した。
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